日本建築家協会(JIA)は25日、東京都新宿区の新宿アイランドでJIA全国学生卒業設計コンクール2016を開き、全国から選抜された53作品を公開審査した。審査委員長は青木淳氏、審査員は高橋晶子氏、竹内昌義氏、名和研二氏、原田真宏氏がそれぞれ務めた。
審査の結果、金賞に大森健史さん(大阪芸術大学芸術学部建築学科)の「潮騒の神島家」、銀賞に板坂留五さん(東京藝術大学美術学部建築科)の「pick up“kakera”,put on the house,pass to “Kamatarian”」、銅賞に宮本凱土さん(東京都市大学)の「log」が選ばれた。審査後、大森さんは「まさか自分が選ばれるとは思わなかった。いまは副手として学生を支援しているため、この経験をもとに卒業設計についてのアドバイスをしていきたい」と受賞の喜びを語った。
全体講評した青木審査委員長は、「卒業設計は建てられるかどうかではなく、自分がこれまでに学んだことのすべてを出し切ることが重要だ。ことしの卒業設計はやるべきことをやり抜き、自分を出し切った作品が多かった」と語った。
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