2016/09/07

【キャタピラーJP】国産初の油圧ショベル「Y35」が未来技術遺産に!


 キャタピラージャパンの国産初の油圧ショベル「Y35」が、国立科学博物館重要科学技術史資料(未来技術遺産)に選定された。選定した国立科学博物館産業技術史資料情報センターはその理由について「チェーン駆動で走行し、塗装は当初と異なるが、部品など旧状を変えぬことを第一義としたメンテナンスがなされ、現在も稼働する。戦後日本の国土開発に顕著な貢献を果たした建設機械として重要」とし、「日本経済の発展と国際的地位の向上に一時代を画するような顕著な貢献のあったもの」の登録基準にあたるとしている。

 「Y35」は、明石事業所の全身である新三菱重工業明石工場で生産され、1961年に国産初の全油圧式油圧ショベルとして出荷された。商品名だった「ユンボ」が油圧ショベルをさす代名詞となるなど、全国の建設現場で活躍した。
 今回の選定について前畑秀和代表取締役は「Y35から続く開発・製造の『ものつくり』のDNAはキャタピラーブランドとなったいまでも引き継がれており、今後も唯一の油圧ショベルの開発拠点でマザープラントである明石から、顧客や社会の継続的な発展に寄与していく」としている。
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