2015/07/03

【仙台うみの杜水族館】世界に誇る新たな観光スポット! 復興のシンボルがオープン

三井物産や横浜八景島、ユアテックなどの6社が共同出資して設立したSPC(特別目的会社)の仙台水族館開発(青野良則社長)が、東日本大震災で甚大な被害を受けた仙台市宮城野区中野に建設を進めていた「仙台うみの杜水族館」が1日にオープンした。この日を待ちわびた多くの市民が訪れ、復興のシンボルとなる新たな海洋観光施設を満喫した。
 設計は大建設計、施工は大成建設・橋本店JVが担当した。

 規模はS一部RC造2階建て塔屋1層延べ9988㎡。三陸の豊かな海を表現した三陸大水槽を始めとする104基の水槽を備え、多彩で魅力的な海洋生物約300種、約5万匹を展示している。災害時の防災拠点施設としても機能する。
 開館に先立って行われたオープニングセレモニーには、安永竜夫三井物産社長、布留川信行横浜八景島社長、佐竹勤ユアテック社長ら事業出資者のほか、来賓として奥山恵美子仙台市長、村井嘉浩宮城県知事、大建設計の平岡省吉社長、大成建設の近藤昭二常務執行役員東北支店長、プロフィギュアスケーターの荒川静香さんら約300人が出席=写真。
 席上、安永社長は「株主としてこの事業を世界に発信し、観光客の誘致につなげていきたい」と話した。この後代表者によるテープカットと同時にプールのイルカがジャンプすると会場は盛大な拍手と笑顔に包まれ、一体となって待望のオープンを祝った。
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