広島県廿日市市は、日本を代表する観光地・宮島の玄関口としてふさわしいまちづくりを行うために開催している「宮島口まちづくり国際コンペ」の1次審査結果を公表した。入選作品として8作品を選定した。国内外から多くの応募が寄せられた中で、入選作品はすべて国内だった。8日から、市役所ロビーなどで入選作品の展示を開始した=写真。10月17日には、はつかいち文化ホールさくらぴあ大ホールで公開プレゼンテーションを実施し、最終審査で優秀賞3点、佳作5点を選定する。
選定された入選作品それぞれのテーマは、▽宮島口「和の美、見立てと縮景」のまちづくり▽海の上・山の下-瀬戸に栖むまち▽宮島雁木町▽ヒト繋がりの木軸舞台▽歴史と未来、地元と観光客、混じり合い・助け合い・育み合うまち「宮島口」▽しま・うみ・はじめ-島と海との関係が緑を介して蘇る、新たなはじまりの地へ▽風景の導き▽もうひとつのハレ舞台へ・宮島口。
コンペには、国内外1004件もの応募登録があり、建築事務所、建築家、大学教員、学生・院生、コンサルタント、シンクタンク、ゼネコン、ディベロッパーなどから230件の応募があった。応募作品のうち海外からはロシア3、米国2、フランス2、ブルガリア2、中国2、ドイツ1、スイス1、英国1、香港1の計15作品が提出された。国内は、地元の廿日市市から14、市以外の県内からは45作品が提出され、そのほかのエリアからは、中国地方2、関東圏84、近畿圏35、その他国内35作品だった。
作品展示は10月5日まで行われる。展示してあるロビーにはアンケート用紙も設置しており、それぞれの作品に対する感想などを受け付けている。寄せられた声は、今後のグランドデザイン策定に向けた参考とする方針だ。
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