兵庫県建設業協会は8日、兵庫県播磨町のうみえーる広場整備工事の現場で、県立東播工業高校土木科2年生を対象にしたインターンシップを開講した。4班各10人程度に分かれ、2016年3月の竣工までローテーションで実習を受ける予定だ。土木工事現場における通年型インターンシップは国内で初の試みとなる。
町民プール跡地において、フットサルコートやバスケットボールコートなどで構成する運動広場を整備する工事。8日に参加した生徒たちは、施工者の前川建設や専門工事の職人の指導を受け、透水管の埋設やU字側溝の据付、測量などの作業を体験した。
同校土木科の岩本好一科長は「この現場には造成から埋設物設置、舗装、植樹まで、あらゆる工事が含まれており、インターンシップにはうってつけだ。生の現場を体験することは貴重な経験になる」と話した。
前川建設の前川容洋社長は「単日の実習だけでは、体験した作業が何に役立つか分からず、やる気も起こらないだろう。通年で現場に携わり、この工事を求めている地域の思いを感じてほしい」と述べた。
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