2015/09/06

【丹青社】人の“多様性”にどう対応するか 人材交流の「八丈島キャンプ」前に研修会

NPOユニバーサルイベント協会(内山早苗理事長)が主催し、丹青社などが共催する人材交流イベント「第11回ユニバーサルキャンプin八丈島」の事前研修会が8月31日に東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれた=写真。八丈島でのキャンプを前にさまざまな特性を持つ人々とともに働くための知恵を学んだ。冒頭に講義した内山理事長は「多様な人々と協働する環境づくりが企業の生産性を上げる時代になった。多様な人々が社会参加するための支援が企業の価値になる」と指摘し、女性、外国人、高齢者、障がい者などをどう受け入れていくべきか語った。

 丹青社から参加した文化空間事業部デザイン統括部の林紗奈美さんは「博物館をデザインする中で、どうすれば車いすにとって使いやすい空間にできるかを知りたいと思って参加した。八丈島では身体障害だけでなく、女性や子どもなど自分の身近なところにある多様性にも対応していきたい」と意気込みを語った。
 ユニバーサルキャンプin八丈島は多様な年齢、異なる価値観、社会的背景を持った人々が交流する参加型プログラム。今回は幅広い業種から約20社が参加し、それぞれの違いや価値を認識して能力の発揮を支える支援型リーダーシップの獲得を目指す。
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