2015/09/29

【TETSU-1 GRAND PRIX】最強鉄筋工決定戦!! 富士教育訓練センターで10/17開催


 鉄筋の取り付けの技能を競う初めての全国大会が開催される。全国鉄筋工事業協会(内山聖会長)は10月17日、国土交通省、建設業振興基金、建設産業専門団体連合会、全国建設産業教育訓練協会などの後援を得て、第1回全国鉄筋技能大会「TETSU-1GRAND PRIX」を静岡県富士宮市の富士教育訓練センターで開く。全鉄筋参加の34組合から選抜された精鋭34人が富士の裾野に集い、日ごろ培ってきた技能を競う。上位入賞者には国土交通大臣賞や国土交通省土地・建設産業局長賞が授与される。

 大会の開催について実行委員長の館岡正一全鉄筋副会長は「少子高齢化社会を迎え、生産人口の減少していく中で、建設産業への入職者は他産業に比べ著しく厳しい状況にある。全鉄筋では、若年者の確保に向けて、社会保険未加入対策を進め、標準見積書の普及を図るとともに、工業高校などへの出前講習や登録鉄筋基幹技能者の資格取得者の拡大、鉄筋技能検定3級への取り組みなどを継続的に実施している。技能大会は専門工事業の原点である『技能』について改めてプライドを認識し、相互の技能の研さんを図り、鉄筋工事の品質の向上に向けた一助になると考えている」と意義を語る。さらに、「各代表選手が卓越した技能を競い合うこの大会が、全鉄筋ひいては専門工事業全体の活性化につながり、結果として、鉄筋技能工の社会的地位向上が図られ、若年者が大勢集まってくる魅力ある鉄筋業界に生まれ変わってくると信じている」とも。

◆実施要領
▽参加資格=技能検定・鉄筋施工1級に合格後2年経過している者で満45歳以下の者
▽課題=技能検定・鉄筋施工1級の実技課題に「はら筋」1段を追加
▽採点=全鉄筋が独自に作成した基準で採点。作業時間1時間20分に対し、時間短縮は加点、超過の場合は減点
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