2015/09/09

【ドローン】ウエブ会議システムと合体! ブイキューブがインフラ点検の実証実験


 ウェブ会議などによるビジュアルコミュニケーション事業を展開するブイキューブは、和歌山県田辺市消防本部と連携し、ドローン(小型無人飛行機)を活用したインフラ点検の実証実験を実施した。同社のドローンとウェブ会議システム「V-CUBEミーティング」を連動させ、同市の保有施設で効果などを検証した。事業パートナーのNPO法人情報セキュリティ研究所(田辺市)の協力を得て実現した。写真は実証実験の画面。

 橋梁など公共施設の定期点検にドローンを活用する場合、撮影した画像情報が目視点検に耐える精度を確保できるかが課題になっている。このため、同市新庄総合公園でドローンを飛ばし、設備点検を想定して公園内の野外音楽堂など大型施設(RC造)を撮影した。
 撮影した映像は遠隔地にある消防本部の会議室に送信。大型モニターにリアルタイムで表示して効果を検証した結果、目視に耐えられる画像精度を確保し、橋梁点検にも有効であることを確認した。
 同社と情報セキュリティ研究所は、今後もビジュアルコミュニケーションとドローンを組み合わせたサービスの活用を検討する。実験結果などの様子は、10月29日に同市で開催する「地方自治体におけるドローン利活用研究会」で、地方自治体の防災、建築、施設管理の担当者らに情報提供する予定だ。
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