A 清水建設と前田建設が相次いで社長交代を発表した。
D ともに取締役専務執行役員からの昇格で、清水建設は名古屋支店長の井上和幸氏、前田建設は創業家出身で営業管掌の前田操治氏だ。
C 両社とも現社長は代表権を持つ会長に就く予定。会長が業界・団体活動などを担当し、社長は社業に専念できる体制になる。
D 社員の中には今回の社長交代に驚きを感じた人も少なからずいたようだ。中には「今振り返れば『そういうことだったのか』と思える動きがあった」と納得気味に話す社員もいた。
B 昔のように副社長から社長へと順当に階段を上がっていく時代ではない。下馬評はともかくとして、現社長がその時点で最もふさわしいと判断した人材に社長の座を譲る。これはどの企業でも同じだろう。問題はタイミングだ。
C 各社とも、東京五輪以降の市場を見据えながら中長期的な戦略の立案を進めている。今のうちに経営陣の若返りを図り、新たな環境変化に備えるという考えもあるのだろう。
A それもあるが、業界全体で当面の好業績が見込まれるため、今はバトンタッチしやすい環境にあるのも事実。来期も複数のゼネコンでトップ交代がありそうだ。
B 一般論だが、社長の在任期間がある程度長く、中期経営計画などの刷新時期に当たるゼネコンは可能性が高い。
C ただ、計画の数値目標を2年目で達成した場合などは前倒しで新計画を策定するケースもある。
D となると、次に社長交代を発表するのは、やはりあのゼネコンかな。
B かもしれないな。予定原稿を準備しておくか。
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