2016/02/28

【現場の逸品】熱中症対策に! 氷もアイスバッグも冷たくキープする「真空断熱アイスコンテナー」


 魔法びんのサーモス(本社・東京都港区、樋田章司社長)が、氷を長時間保つことができる「真空断熱アイスコンテナー」を3月1日に発売する。内容器には氷を30個入れられ、本体には2つの内容器を収納できる。内容器を1つにし、空きスペースにアイスバッグも入れることが可能で、熱中症になった時に体を冷やすこともできる。

 熱中症対策としては、体の外からだけでなく、中からも冷やすことが重要であるとの考えから同社では、飲料の温度を5度から15度にして飲むというプロジェクトを展開している。この温度だと、体への吸収が早く、活動のパフォーマンス向上が図れるほか、胃腸への負担が少ないという。
 熱中症にかかった時には、脇の下や首、足の付け根など太い血管が通っているところを冷やすことが効果的。アイスバッグを入れておけば、いつでも使えるだけでなく、氷の補充もすぐにできる。アイスコンテナー本体の大きさは幅15cm、奥行き15cm、高さ25cm。重さは約1㎏。内容器の容量は0.7リットル。色はブラックイエローとネイビーがある。希望小売価格は8000円。
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