中原建設(埼玉県川口市)は日大生産工学部土木工学科3年生を対象に、建設業の意義や魅力を伝えようと、工事現場見学会を開いた=写真。現場は関東地方整備局の首都圏氾濫区域堤防強化対策事業の一環として同社が施工する「H27栗橋北地盤改良工事」と「H26釈迦堤防強化(上)工事」の2件で、同局利根川上流河川事務所の協力を得て、堤防強化対策の意義や最新の情報通信技術などを参加した学生16人に実感してもらった。
H27栗橋北地盤改良工事では、大型地盤改良機(全高45m)を使ったCI-CMC(低変位型深層混合処理)工法による施工を見学した。GNSS(衛星測位システム)受信機を使用して地盤改良機を所定の位置まで誘導する施工管理などを紹介した。H26釈迦堤防強化(上)工事では、トータルステーション(TS)で自動的にブレードを動かして整地する3DMC(3次元マシンコントロール)ブルドーザーの実演などが行われ、学生の関心を誘っていた。
同社は若手技術者などの現場登用に力を注いでいる。今回の2件の現場には、入社1、2年目の社員を技術者として配属している。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿