2016/02/18

【新日本空調】原発全面作業マスクをスッキリ! ウイルス対策もできる洗浄システム


 新日本空調は、東京電力福島第一原子力発電所の作業員向けに、脱臭とノロウイルスの不活化機能を持つマスク洗浄システムを開発した。作業員が付ける全面マスクの汗や皮脂などによる臭気を取り除き、マスクを介したウイルス感染対策を効果的にできるため、労働環境の改善に役立つ。

 同社は、2013年からノロウイルス対策を研究、微酸性電解水を洗浄水に使うことで、ウイルスの活性が低下することを検証した。昨年夏、東京電力から数千人の作業員が毎日使用する全面マスクの臭気対策について相談を受け、アルカリ性電解水で洗浄することによって、臭気を軽減した。
 従来のアルコール消毒などのマスク洗浄は、臭い対策やノロウイルスの不活化が十分でないといった指摘があり、同社のシステムが1月下旬から運用されている。同発電所内で発生する可燃性廃棄物(ウエスなどの洗浄作業で発生する廃棄物)についても運用される予定。
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