2016/02/23

【京都工繊大】卒業制作展 審査員賞に獅子島啓太さん「架ける建築ー木密地域再生計画」


 京都工芸繊維大学工芸科学部造形工学課程の2016年卒業研究・制作展が18日から21日まで、京都市中京区の京都文化博物館で開かれた=写真。建築コースと意匠(デザイン)コースの合同展で、建築部門57作品、論文部門45作品、意匠部門40作品が展示された。また、大学院の建築設計学専攻第11回修了制作展も同館で開催された。両展とも総合資格学院を運営する総合資格が協賛した。写真は審査員賞の「架ける建築ー木密地域再生計画」。

 最終日の21日には、ゲストにUID一級建築士事務所代表の前田圭介氏、GK京都顧問の吉田治英氏を招き、学生作品講評会などが行われた。建築の部は、獅子島啓太さんの「架ける建築ー木密地域再生計画」、内藤佑さんの「KURASHIKI HUB―倉敷駅前再開発による観光促進」、松岡瑛美さんの「巣のような建築」の3作品に絞られ、獅子島さんの作品が審査員賞に輝いた。



 獅子島さんの作品は、木造密集地域を更新する建築提案。2階レベルに新たな道(インフラ)を通し、都市という大きなスケールでリノベーションを行う。浮遊する庭のような建築を架けることで、木密地域の諸問題を解決すると同時に、新たなインフラによって新しい暮らし方を実現する。授賞式後、「建築で世の中を豊かにしたいと考えているので、社会問題となっているテーマに挑戦してみた。まだまだ荒削りで未熟だが、設計を通して社会にかかわり完結させていきたい」と抱負を語った。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

Related Posts:

  • 【東京駅】丸の内駅舎をもっと見やすく 駅前換気塔2基を切下げ 2つの換気塔を切り下げる  首都東京の“顔"をもっと見やすく--。東日本旅客鉄道(JR東日本)は、昨年10月に保存・復原工事が完了した東京駅丸の内駅舎(重要文化財指定)の前にある2基の換気塔を切下げる。「駅=街『Tokyo Station City』」として進めている東京駅周辺地区の都市空間整備の一環として、駅周辺地区の景観に配慮し、丸の内駅舎前空間の見通しを良くするのが狙い。設計はジェイアール東日本コンサルタンツ・ジェイアール東日本建… Read More
  • 「東京抜きの建築」を考える くまもとアートポリスが25周年シンポ 伊東氏、アドバイザーの曽我部昌史氏(左から) 国内外から注目されるプロジェクトを生み出してきた熊本県の「くまもとアートポリス(KAP)」活動が25周年を迎えた。バブル経済の最盛期にスタートした後、景気低迷期に入ってプロジェクト数は減少したものの、都市・建築文化の向上に貢献し続けている。東京都港区の伊東建築塾神谷町スタジオで開かれたシンポジウムでは、空間ではなく時間の概念を取り入れた建築・都市デザインの必要性や東京と地方の関係など、KAPだけ… Read More
  • 【Kスタ宮城】楽天が2187席増設 日綜産業のシステム導入  日綜産業の観覧席「スタジアムシリーズ」が、日本プロ野球パシフィック・リーグの初制覇に向けてまい進している東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「クリネックススタジアム宮城(Kスタ)」に増設された特設スタンドに全面採用、好調なチームを応援しようと球場に詰めかける多くのファンの新たな受け皿となっている。  イーグルスは今季、エース・田中将大投手や新たに加入した外国人選手の活躍などで、首位を独走。9月17日現在、2位と8ゲーム差のマジック9と… Read More
  • 【開館】地域育む“まちの寄合所" 加須の不動岡コミュニティC  埼玉県加須市が、不動岡図書館跡地に建設を進めていた「不動岡コミュニティセンター」が4月24日に開館した=写真。“まちの寄合所"をコンセプトに、地域コミュニティーの核施設として、不動岡の歴史や伝統、未来を継ぎ育むことを目標にしている。設計は松田平田設計。施工は建築工事を三ツ和総合建設業協同組合・小澤建設JV、電気設備工事を那須電機工業・埼玉電機JV、機械設備工事を加藤工業・小島水道工業JVが担当した。  施設は、コミュニティセンターと公… Read More
  • 復元完了まであと300日! 名古屋城本丸にカウントダウンボード  名古屋市は、復元工事を進めている名古屋城本丸御殿について、第1期公開日(2013年5月29日)の300日前に当たる2日、名古屋城正門前にカウントダウンボードを設置した=写真。同日朝には河村たかし市長と市民らによってボードの除幕式が行われ、施設の早期完成に期待が高まった。  第1期公開となるのは、御殿の玄関部分と表書院。現在は建物内部で鴨居や敷居の取り付けが進められている。御殿全体の完成予定は17年度で、今後は16年に対面所、18年に上… Read More

0 コメント :

コメントを投稿