ダム工学会(濱口達男会長)第7回「語りべの会」が17日、東京都文京区の東大山上会館で“現代社会に潜む大災害のリスク”をテーマに開催された。
『首都水没』の著者で東京都江戸川区土木部長を務めた土屋信行リバーフロント研究所理事による基調講演、ダムマイスター夜雀さんの講演があり、続いて両氏とダム工学会若手の会の神戸隆幸鹿島土木管理本部ダムグループ課長がパネリストとなり、若手の会の中野朱美さんの司会でパネルディスカッションが行われた=写真。この中で、昨年9月の鬼怒川の堤防決壊が取り上げられ、「上流にある4つのダム(五十里・川俣・川治・湯西川)はダム管理者の努力により、洪水を貯め込み被害の軽減に貢献した」とする意見や、「首都圏の治水は上流はダム、中流は遊水地、下流は河道で洪水軽減を分担しているが、最後は避難を確実にすることが大事だ」といった意見が出た。
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