2016/02/21

【復興特別版】福島で7地区の模型を一堂に展示 「失われた街」模型復元プロジェクト


 NHK(日本放送協会)福島放送局と「失われた街」模型復元プロジェクト実行委員会は24日から3月4日まで、福島県いわき市のいわき産業創造館(LATOV)で、「記憶の街」模型復元プロジェクト・ふるさとの記憶-ふくしま特別展を開く。企画・構想は槻橋修神戸大大学院准教授+槻橋研究室、東日本大震災における建築家による復興支援=アーキエイドが協力する。

 震災で失われた街や村を500分の1スケールの模型で復元するこのプロジェクトは、建築を学ぶ学生がボランティアで制作した真っ白な模型に、かつてそこに暮らした人々が、思い出を語り合いながら、色を塗り、街への愛着と地域のつながりを再確認するととともに、再生に向けて一歩を踏み出す機会として被災各地で展開されている。
 今回の展示では、これまでに制作された福島県沿岸部の双葉町と大熊町、富岡町、浪江町、南相馬市小高区、新地町、いわき市久之浜地区のふるさとを復元した模型が一堂に会する。
 また、関連イベントとして監修者の槻橋准教授らによるシンポジウムが27日に開かれる。開会は午後6時から。入場は無料で、定員は先着70人。問い合わせは同放送局電話024-526-4660。
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