大阪シティドームは24日、大阪市此花区で(仮称)舞洲計画の起工式を開いた。オリックス・バファローズの練習施設を整備する。設計・施工は三井住友建設が担当し、12月31日の竣工を目指す。
神事では、大阪シティドーム取締役も務める西名弘明オリックス野球クラブ社長が鋤(すき)、新井英雄三井住友建設社長が鍬(くわ)入れした。続く玉ぐし奉てんでは、西名・新井両社長と湊通夫大阪シティドーム社長が神前に玉ぐしをささげ、工事の安全を祈願した。
鋤入れする西名弘明オリックス野球クラブ社長 |
式典後、西名社長は「大阪市内の練習拠点は念願だった。若い選手はこの施設で鍛錬して、早く1軍に上がってほしい。練習場というだけでなく、舞洲に拠点を置くJリーグのセレッソ大阪やbjリーグの大阪エヴェッサとも団結し、スポーツアイランドとして盛り上げていきたい」と期待を述べた。
鍬入れする新井英雄三井住友建設社長 |
このプロジェクトでは、S造4階建て延べ4321㎡の選手寮・クラブハウスと同平屋建て4872㎡の室内練習場・ブルペンのほか、RC造平屋建てのサブ球場も整備する。総工費は約30億円。
建設地は大阪シティドームが大阪市から50年の定期借地権で借り受ける舞洲野球場北西用地(同市此花区北港緑地2)の4万9184㎡。
上本清徳作業所長(三井住友建設)の話「安全面に十分留意し、プロの方々が安心して使用できる施設をつくっていきたい」
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