国土交通省と建設産業人材確保・育成推進協議会が実施した『私たちの主張』高校生作文コンクールで国土交通大臣賞に選ばれた長崎県立鹿町工業高校土木技術科1年の松尾麗さん、同3年の中川智樹さんが、3日に開かれた第4回社会保険未加入対策推進九州地方協議会の場で受賞作文を発表した。2人は作文を暗唱し、土木にかける自分の夢を力強く語った。
松尾さんは、母が家事や育児をしながら建築士資格の勉強をし合格、その後、いきいきと働く姿を見て「そんなにやりがいがある仕事なんだろうか」と興味を持ち、土木科に進学した。しかし、クラスには女性は自分一人。不安になるが、母が「感謝されるとこの仕事をしてよかったと思える」と励ましてくれた。最後に「男性に力は劣るかもしれないが、効率さやきれいさ、正確さなど、女性だからできる仕事もあるはず」と語った=写真。
中川さんは、東日本大震災の復旧で活躍した建設業に、「人に見えなくても、人のため世のためになる仕事」と魅力を感じた。そして、「東京五輪の準備や東日本大震災の復興で日本が大きく変化する貴重な機会に土木技術者としてこれからの日本の役に立ちたい」と夢を語った。
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