岡山市は11日、北区丸の内の市民会館で「新しい文化芸術施設整備シンポジウム・劇場でまちが変わる、まちを変える」を開く。入場は無料、定員は100人となっている。シンポジウムは、市民会館・市民文化ホールに代わる新しい文化芸術施設の整備に向けまとめられた基本計画(骨子案)を踏まえ、岡山のまちづくりやにぎわい創出につなげていくために議論する。画像は基本計画より事業展開イメージ図。
内容は、基本計画(骨子案)に対するパブリックコメントの概要が報告されるほか、同施設整備基本計画検討懇談会の座長である五島朋子鳥取大学地域学部附属芸術文化センター教授や徳田恭子NPO法人まちづくり推進機構岡山代表理事、藤村順一兵庫県立芸術文化センター副館長をパネリスト、基本計画策定支援業務を担当している空間創造研究所の草加叔也代表をコーディネーターに招き、パネルディスカッションを行う。
新しい文化芸術施設は、千日前地区市街地再開発エリア(北区表町3)への移転を計画し、2016年度からの基本設計、都市計画手続き着手を目指している。一方、再開発準備組合との間で、5月までを期限に「誘致推進同意率(準備組合加入率)100%を求める」「21年度の施設完了が間に合わなくなった場合に生じる財政運営に与える影響への対応など、事前遂行に必要な内容を市と準備組合との間で協議を整える」という2つの付加条件を設定しており、条件をクリアできなかった場合は、市が当初計画していた天神町の後楽館中・高校跡地での整備に計画変更する方針も打ち出している。
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