日本建築構造技術者協会(JSCA、森高英夫会長)は24日、第27回JSCA賞の受賞者を発表した。作品部門には18件(うち新人賞7件)の応募があり、作品賞には「立教大学ロイドホール『18号館』」=写真(撮影:米倉栄治)=を手掛けた村上博昭氏(日建設計)、奨励賞に「江ノ島 湘南港ヨットハウス」の徳渕正毅氏(Arup)、新人賞に「竹中大工道具館新館の設計」の増田寛之氏(竹中工務店)と「オガールベース」の木下洋介氏(木下洋介構造設計室)がそれぞれ選ばれた。
「立教大学ロイドホール『18号館』」は、「意匠・構造・設備が綿密に調整され、整合性が取られたディテール」「建築計画の詳細にも気を配りながら見せる躯体をまとめあげた」点などが高い評価を受けた。
奨励賞「江ノ島 湘南港ヨットハウス(撮影:島村鋼一) |
新人賞「竹中大工道具館新館の設計」 |
新人賞「オガールベース(体育館棟)」 |
業績賞には、JSCA関西支部で有志が設立した構造設計指針の検討活動「大阪府域内陸直下型地震に対する建築設計用地震動及び設計法に関する研究会活動」が選ばれた。受賞者は近藤一雄(東畑建築事務所)、角彰(日本建築総合試験所)、長瀬正(同)、多賀謙蔵(神戸大学)、田代靖彦(日建設計)、太田寛(鴻池組)、西村勝尚(大林組)、前野敏元(竹中工務店)の8氏。
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