札幌市水道局発注のシールドトンネル「施設整備事業の内導水施設国庫補助事業豊平川水道水源水質保全導水路新設工事その2」の安全祈願祭が19日、同市南区の現地で行われた。鴻池組・道興建設JVの施工で、2019年3月末の完成を目指す。写真は現場に据え付けられたシールド機
神事では札幌市水道局給水部の阪庄司部長と鴻池組北海道支店の高萩一哉支店長、道興建設の筒井雅俊専務、現場代理人を務める樋口伸朗所長が玉ぐしをささげ、工事の無事を祈った。シールドマシン発進式では阪部長と高萩支店長、シールド掘削を担当する弘新建設の鈴木清吉代表がボタンを押すとシールドのカッターヘッドが回転、出席者から拍手がわき上がった。
発進ボタンを押す関係者 |
施主を代表し阪部長は「山岳部の岩盤地質変化が複雑で高水圧も予想される非常に困難な工事。持てる技術を十分発揮し、確実な施工と安全な現場監理をお願いする」とあいさつ。施工者を代表し高萩支店長も「全工期無事故・無災害で完成させる」と決意表明した。
豊平川上流の取水堰と白川浄水場間の約10㎞に導水路を敷設する同事業のうち、中間工区(長さ約3.3㎞)を施工する。シールド機外径は2.68m、2次覆工省略型コンクリートセグメントで内径2.2mのトンネルを構築する。
シールド機は豊平川左岸の地上部を発進し、山岳部を掘削。路線途中の沢付近で湧水の可能性が高いことから密閉型シールドとして泥土圧式シールド工法を採用した。工事場所は、南区定山渓温泉東1。
樋口所長の話「安全に工事を進め、工程順守と品質確保に努めたい」
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