大成建設が協力した「第2回札幌ドーム生き物探検隊! ドームに暮らす鳥や昆虫を観察しよう」が2日、札幌市の同ドーム敷地内で行われ、参加した小学生と保護者8組16人がドーム周辺に生息する鳥や昆虫を観察し、生態系などを学んだ。
観察会に先立ち、技術説明員として、同社環境本部環境計画部スマートコミュニティ推進室の内池智広課長が、「札幌ドームの生物の多様性について」と題し、札幌ドームと周囲の環境との間で良好な生態系ネットワークが構築されていることを理解してもらうため、生物多様性を実現する技術について分かりやすく解説した。
この後、参加者は、3時間にわたりルーペや双眼鏡、虫取り網などを持ち、専門家の案内で敷地内の鳥や昆虫などを観察した=写真。
大成建設は、札幌ドームの建設計画当初から、同社が開発した生物多様性環境計画技術「エコロジカルプランニング」を用いて計画に参画し、札幌ドームの協力のもと、1997年から継続的にモニタリング調査を行い、周囲の環境や生態系に配慮した維持管理による成果を確認している。
2015年には、札幌ドームが取り組んでいる「札幌ドームECO MOTION」とともに、「エコロジカルプランニング」が、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」の認定連携事業に認定されている。
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