北海道開発局旭川開発建設部が建設を進めているサンルダムの定礎式が7日、下川町天塩川の現地で開かれた。天塩川治水促進期成会会長の加藤剛士名寄市長を始め、地元関係者や施工関係者など約230人が出席した。施工は大成建設・熊谷組・岩倉建設JVが担当している。画像は完成予想図
定礎の儀では、会場に関係者の力強いかけ声とともに礎石が運び込まれ、黒御影石の礎石が所定の位置に設置されると、今日出人北海道開発局長、足立敏之参院議員らが鎮定の儀、次に加藤市長らが斎鏝(こて)の儀を、最後に施工者を代表し大成建設の田中茂義専務執行役員、熊谷組の山崎晶常務執行役員、岩倉建設の宮崎英樹社長、土肥聡作業所長の4人による斎槌(つち)の儀と続き、CSG材が勢いよく投入される埋納の儀によって礎石が鎮められ、最後に下川小学校の生徒8人が記念石を礎石の周りに並べたあと、万歳三唱が山間に響きわたり、くす玉開披とともに定礎が完了した。
鎮定の儀 |
斎鏝の儀 |
斎槌の儀 |
定礎式に先立ち、施工を担当する大成・熊谷・岩倉JVによる修祓(しゅうばつ)式が厳かに執り行われ、JVを代表して大成建設の台和彦副社長らが神前に玉ぐしをささげて工事の安全を祈願した。
サンルダムは、堤高46.0m、堤頂長350.0m、堤体積は49万5000m3の台形CSGダムで、2014年8月に堤体工事に着手、15年9月から堤体コンクリートの打設を開始。今後、堤体打設工事が本格化し、18年度の完成を予定している。
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