2016/08/12

【東北地域づくり協】アニメ映画『未来に向けて-防災を考える-』完成! 制作は虫プロ


 東北地域づくり協会(渥美雅裕理事長)が虫プロダクションと制作を進めていたアニメーション映画『未来に向けて-防災を考える-』が完成した。9月7日から仙台市で開かれる土木学会全国大会で一般公開するほか、防災教育ツールとして広く上映していく方針だ。画像は「学ぶ(釜石市)」より   (一社)東北地域づくり協会・虫プロダクション(株)

 映画は「1000年に1度」と言われる地震・津波の体験を風化させることなく、後世に確実に継承しようと制作した。

「備える」(普代村) (一社)東北地域づくり協会・虫プロダクション(株)
ストーリーは『備える』(岩手県普代村)と『学ぶ』(同釜石市)で構成。このうち『備える』は、1896年の明治三陸大津波と1933年の昭和三陸津波で多くの犠牲者を出した普代村が舞台で、戦後、和村幸得村長(当時)の英断により高さ15.5mの東北一の防潮堤と水門をつくった。この防潮堤と水門が東日本大震災の津波から村を守ったという内容になっている。
 『学ぶ』は「津波が来たら家族のこともかまわず、自分一人で逃げろ」という意味の“津波てんでんこ”の防災教育を受けていたおかげで命をつないだ小学生と中学生の兄妹、その両親の物語だ。
 土木学会全国大会での上映は、9月7日が午前10時30分から午前11時30分まで。9日は午後1時から午後2時まで。会場はともに東北大川内北キャンパスマルチメディア教育研究棟。
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