「震災対策技術展」東北実行委員会(委員長・長谷川昭東北大名誉教授)は25、26の両日、仙台市青葉区のアエルで自然災害対策技術展を開く。
東日本大震災から5年5カ月が経過し、復興への取り組みが進んでいる中、4月には熊本県で震度7の地震が発生するなど、改めて地震対策の重要性が問われている。
同技術展では、復興と同時に災害に強いまちづくりが行われている東北地方で、地震対策や防災・減災などに関する技術を展示するとともに、地震・災害対策をテーマとするセミナーを開く。
両日とも午前10時から午後5時まで。問い合わせは事務局のエグジビションテクノロジーズ・電話03-5775-2855。
主な出展技術(出展者)とセミナーのテーマ(発表者)は、次のとおり。
◆展示会
▽津波避難施設、人工地盤(ピーエス三菱)▽耐震性貯水槽・防火水槽(カナサシテクノサービス)▽設置型組立式給水タンク(川崎機工)▽ICTネットワーク技術を利用した低コスト河川簡易水位計ネットワーク(環境システム)▽ゲリラ豪雨対策警報装置(ユニメーションシステム)。
▽現場練りコンクリート製品の製造・販売(新和建設工業)▽バイオトイレ・し尿分離システム(大央電設工業)▽直付けシステム天井CPS工法(コンフォートテック)▽コントロールルーム管理システム(昭電)▽気象水文観測システム(小松製作所)。
◆セミナー
〈25日〉
▽3・11東北沖地震に学ぶ(長谷川昭東北大名誉教授)▽水防災意識社会の再構築に向けて(菊地裕光東北地方整備局河川部水災害予報センター長)▽地域・施設・企業の実践的地震防災対策(宮本英治災害対策研究会代表)▽逃げ地図-地図の共同制作によるリスクコミュニケーション(羽鳥達也日建設計設計部長)。
〈26日〉
▽災害時の地域支援(梅森雄一東北地方整備局総括防災調整官)▽2016熊本地震と活断層(遠田晋次東北大災害科学国際研究所教授)▽ドローンを活用した新たなコミュニケーション(船津宏樹ブイキューブロボティクス・ジャパン取締役)▽石巻市の防災ICTへの取り組み(二上洋介石巻市総務部次長)。
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