SCI-Arc hosted a Tokyo Symposium. They talked about "KINDLING" on an avant-garde in architecture.
米国・南カリフォルニア建築大学(SCI-arc=サイアーク)が主催する建築シンポジウムが5日、東京都港区の国立新美術館で開かれた。「日本とロサンゼルスのアバンギャルド建築の傾向について」と題したシンポジウムでは日米双方を代表する建築家が、ディスカッション形式で新たな表現や意味について討論した。
今回のテーマは「Kindling(点火)」。小さなアイデアから始まり、次第にそのアイデアを繰り返し大きくしていく、という観点からのディスカッションとなった。日本の建築と米国の現代建築を、環太平洋という視点で、未来のアイデアを求めて討論した。
サイアークのディレクターであるヘルナン・ディアズ・アロンソ氏は「予定された3つのディスカッションを通じて、小さな火から大きな結果を導き出したい」とあいさつした。
「ブロードキャスティング」と名付けられた第1セッションは、セント・ジョセフ大のトーマス・ダニエル氏をモデレーターに、渡辺真理氏、阿部仁史氏、サイアークのジョー・デイ氏、馬場正尊氏、今村創平氏が、日本の建築史などを中心に討議した。
また第2セッションは「ビルディング」とし、小渕祐介氏がモデレーターとなり、豊田啓介氏、佐藤淳氏、サイアークのスティーブン・マ氏、トム・コベック氏、ヘルナン氏が論じ合った。
「バーニング」とした最終セッションは、トッド・ギャモン氏をモデレーターに、川島範久氏、市川創太氏、サイアークのジョン・ボーン氏、リーアム・ヤング氏が議論した。
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