2016/08/26

【建コン九州】能力高いぞ! 「夢アイデア」事業の羊とヤギによる除草実験


 建設コンサルタンツ協会九州支部(村島正康支部長)は19日から25日にかけて、福岡市の舞鶴公園西側広場で羊とヤギによる除草実験を行った=写真。同支部が取り組む「夢アイデア」事業の実現化プロジェクトの1つで、2015年に次いで2回目の開催。期間中に訪れた市民らに、羊とヤギの除草効果をPRした。

 同支部が10年に設置したNPOの島原半島ヤギ・羊ECOプロジェクト協議会(白石悦二会長)が中心となって実現化を進めている。今回は、羊7頭、ヤギ2頭を公園に放ち、雑草を食べさせた。除草能力は高く、同協議会によると、100㎡程度であれば1日も経たずに雑草を食べ尽くすという。
 同協議会の白石会長は、「現在、羊は30頭程度しかいないが交配を続けて300頭程度にしたい。頭数が安定したら自治体などに貸し出し、動物による除草という新しい事業形態を広めたい」と今後の方針を語った。羊を貸し出す際はレンタル料金を取り、それを冬場のえさ代にあてるなど事業の継続性も考えている。
 実験期間中は、夏休みの子どもたちを中心に約2000人が訪れた。昨年同様、子どもたちが動物とふれ合う機会にもなっており、白石会長は「除草を行った場所は公園の中でも人通りが多い。今後も活動を続けて認知向上を図りたい」としている。
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