2016/08/08

【土木学会】スマホでGO!! 東京インフラ88カ所巡りサイト「ドボ博」を開設!


 土木学会(田代民治会長)は8日、ウェブサイトに「土木博物館(略称・ドボ博)」をオープンする。都市や生活を支えるさまざまなインフラを、骨格や神経系、消化器系、循環器系といった人を支える人体組織に見立てて分類・解説した「東京インフラ解剖」が目玉だ。ネット土木博物館は「いつものまちが博物館」をキャッチフレーズに、土木学会土木図書館が保有する独自の映像・写真や古地図、整備時の設計図など貴重なデジタルアーカイブの提供と解説によって、インフラ整備関係者やインフラに興味を持っているマニアだけでなく、一般の人たちに活用してもらうことも狙い。

 解剖されたインフラは88件。1番目の「皇居」を起点に都内をぐるりと回って最後の88番目の「内濠」で再び皇居に戻れるようになっている。四国霊場88カ所巡りならぬ、東京インフラ88カ所巡りが、ネット上で可能だ。またスマートフォンを使えば現在地から訪ねたい場所までの道順も分かり、実際に「東京インフラ解剖」88カ所巡りもできる。今後、土木学会では「東京インフラ解剖」件数を20件増やし、除夜の鐘で煩悩の数と言われる108にする予定。
 8日にオープンしたドボ博は、田代会長肝いりで始めた「現場イノベーションプロジェクト」活動の1つで、初弾のCIM講演会に続き第2弾。
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