2016/12/14

【石坂産業セミナー】産官学連携の成功モデルを学ぶ! フィンランド使節団が講演


 石坂産業(埼玉県三芳町、石坂典子社長)が「リサイクル事業の最先端エリアに学ぶ『産官学連携のカギ』」をテーマに開いたグローバルセミナーで、環境先進国・フィンランドの使節団が講演した。一般廃棄物のリサイクル率95%を実現したラハティ郡のヤリ・パルッコネン知事ら各分野のスピーカーが産官学連携で実現したリサイクルの成功モデルをプレゼンテーションした。

 石坂社長は冒頭、「フィンランドは日本と面積はほとんど同じだが、人口は北海道ほどでしかない。しかし、国際競争力はトップクラスで、学ぶことは多い」と述べた。続いてユッカ・シウコサーリ大使があいさつした。
 当日は同国の経済拠点の1つラハティ郡が深刻化した環境問題を改善し、経済成長を両立させた施策をパルッコネン知事が紹介した。「環境ソリューションが得意な企業を誘致してリサイクルの強化と地域振興を図った」と意図を説明した。具体的にはラハティ郡を始め10自治体の廃棄物処理を統合した上で、地域の環境関連企業が参画する「ラハティ地域開発会社」を設立し、廃棄物の収集・運搬・処理・リサイクルまでを一括して運営するスキームを確立した。
 このほか、イスト・ヴァヌハマキラハティ地域開発会社代表、ペッカ・ライティネンフィンランド商工会議所会頭、ヘイディ・フロインドリヒ教授がプレゼンテーションした。
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