東京土木施工管理技士会(伊藤寛治会長)は4日、東京都新宿区の新宿明治安田生命ホールで、設立20周年記念事業として実施した「『土木のある風景』写真コンテスト」の表彰式を開いた。104点の応募の中から4部門計31作品が入選、各最優秀賞受賞者に伊藤会長から賞状が手渡された。写真は土木のある風景部門の最優秀賞「水都」(熊井崇氏)
コンテストは、土木が日々の生活に密着し、将来に夢を持てる産業であることを広く認識してもらうために企画した。土木のある風景(全国)、東京の土木のある風景(東京都内)、土木工事現場の風景(東京近郊)、U-22(同)--の4部門で作品を募集し、それぞれ最優秀賞、優秀賞、入選作品を選定した。
冒頭、伊藤会長は、「どの作品もすばらしく、最年少の応募は4歳とのことで感心した。土木技術者には社会資本を整備し、人々の暮らしを支えるとともに、生命と財産を守り、安全・安心な都市基盤を整備していくという重要な使命がある。当技士会はいわば成人式を迎えたばかりであり、今後も30年、40年と東京の発展とともに歩み、成長していければと考えている」とあいさつした。
4部門の優秀賞受賞者に伊藤会長から賞状が手渡された |
表彰に続いて、伊藤壽章審査員長(清水建設土木東京支店土木第二部長)が「応募作品はどれもすばらしく、選考には苦労した。作品テーマや表現性、瞬間性、創造性などを審査基準に、構図の華やかさや技術力だけではなく、撮影者の思いが詰まっているような写真も入選作品にしている」と総評した。表彰式後は、映画「黒部の太陽」が上映された。
各部門の最優秀賞は次のとおり(カッコ内は応募者、敬称略)。
▽土木のある風景(全国)=水都(熊井崇)▽東京の土木のある風景(東京都内)=東京ゲートブリッジと光跡(多和裕二)▽土木工事現場の風景(東京近郊)=重なるシルエット(木村ゆうじ)▽U-22(同)=塗装補修工事の塗布状況(清水学)。
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