西日本高速道路関西支社は18日、同社と近畿地方整備局が建設を進めている阪和自動車道和歌山ジャンクション(JCT)新設事業の建設工事現場で見学会「なるほど!高速道路発見」を開いた。一般見学者約20人が参加、Aランプ橋工事(施工=三井住友建設)の橋梁に登り、巨大な土木構造物のスケールを体感した。
見学会は、普段は目にすることのできない高速道路の現場を一般に公開し、同社の安全の取り組みなどを紹介する取り組みとして、2014年度から始めている。同社ホームページの受付サイトに応募した学生や親子連れなどが参加した。
同社の和歌山工事事務所が管内の事業概要や施工の特徴について説明をし、JCT工事の大阪方面の現場を見て回った。参加者は舗装工事前のAランプ橋に登り、眺望を楽しんだ後、橋の下から高さ100mの橋脚を見上げ、構造物のスケールの大きさに声を上げ見入っていた。
和歌山JCT新設事業では、阪和自動車道と京奈和自動車道(紀北西道路)を接続する。紀北西道路は現在、近畿地方整備局が工事を進めており、JCT工事と同様、2018年度内の完成を目指している。京奈和道の和歌山県における不連続区間が解消し、地域の交通環境の改善や活性化への貢献が期待されている。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿