中部地方整備局は15日、名古屋市中区の名古屋合同庁舎第2号館で「ウーマン・レスキュー意見交換会」を初開催した=写真。被災地支援や人命救助に従事した陸上自衛隊、日本DMAT(災害派遣医療チーム)など各機関の女性職員を招き、同局の女性TEC-FORCE(テックフォース=緊急災害対策派遣隊)隊員が災害現場で活動する上での課題などを話し合った。
同局は9月の台風10号で被災した東北地方を支援するため、東北地方整備局の災害対策本部に総括班として女性隊員2人を初めて派遣した。今後は災害現場での活動が想定されることから、現場経験がある女性に体験談を聞いた。
東日本大震災など、実際に被災地支援にあたった女性たちからは「現場では女性も男性も関係ない」との意見が多く出た。一方、派遣期間が長期に及ぶことがあるため「事前に家族や職場の理解を得ておくことが必要」といった声もあった。また、洗濯に苦労するので「手動の簡易な洗濯機を持参している」ことなどを紹介した。
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