2015/11/26

【現場最前線】2跨道橋撤去と1橋の架設工事を一夜で! 新東名駒門PA移設工事


 中日本高速道路東京支社は24日夜から25日早朝にかけて、新東名高速道路駒門パーキングエリア(PA、下り線)移設工事に伴う跨道橋2橋の撤去と1橋の架設工事を行った。東名高速道路をまたいで架かるPC橋2橋を撤去し、代替として鋼製の歩道橋を架設したもので、撤去と架設を夜間に行い、翌朝には道路を供用できる状態にするため、迅速かつ正確な施工が求められた。

 現在の駒門PAは、新設予定の新東名高速道路と東名高速道路が接続するランプ部に位置するため、名古屋方面1.7㎞先に移設する。移設先の新駒門PA建設予定地には、東名高速道路をまたいで既設橋が2橋加かっているが、新駒門PAの建設で通行できなくなるため撤去する。歩行者用の通路は、新たに架設する歩道橋を代替として確保する。
 歩道橋の架設工事は、横河ブリッジ・JFEエンジニアリング・IHIインフラシステムJVが担当。550t吊り級のトラッククレーンで架設延長39m、架設重量50tの鋼橋を組み立てヤードから吊り上げて架設位置に据え付けた。同JVの樅野雅哉副所長(横河ブリッジ)は「東名高速の際まで足場があるため、飛散物に細心の注意を払って準備を進めてきた。時間が限られた中で安全に進めていきたい。新東名高速道路建設工事は続いていくので、今後の工事の糧となるように進める」と話している。
 跨道橋の撤去は守谷商会が担当した。撤去する橋梁の重量が1橋当たり290tと重いため、既設橋を多軸代車で受けた上で、ワイヤーソーで切断を行った。切り取った橋を多軸代車で持ち上げて作業ヤードに運び解体する。作業では、既設橋を鉛直方向に切断せずに、多軸台車で持ち上げやすいよう逆ハの字型に切断するなどの工夫を凝らした。
 切断したPC橋2橋は新駒門PA建設予定地で解体する。今後は守谷商会が新駒門PA建設を進め、新東名高速道路が開通する2020年までの開業を目指す。
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