竹中工務店グループ専門工事会社の東京朝日ビルド(本社・埼玉県草加市、八木潤一郎社長)は1日、岩手県立盛岡工業高校で「ビルド学校」と名付けた出前授業を行った。昨年の福島県立会津工業高校に次いで2度目の開講。
今回受講したのは、建築・デザイン学科の男女40人。東京朝日ビルドの社員9人が講師となり、現役の鉄筋工、型枠工が地組みや建込みを実地で教えた。社員には同校OB3人も含まれており「どんなことでも乗り切って、辞めないで建設業を続けてほしい」(型枠担当の高橋巧さん)とエールを送った。
建築・デザイン学科の40人が参加 |
普通科高校を卒業した女性社員も授業に加わっており、参加した女子生徒は「力仕事だと思っていたが、女性でも働ける作業があった」と感想を話した。またある男子生徒は「きょう学んだことを生かして、僕たち若い世代が岩手の建設業を引っ張っていきたい」と決意を述べた。
東京朝日ビルドは、1965年、竹中工務店が躯体工事技能者養成を目的に設立した高等職業訓練校が前身となっている。近年の担い手不足を受けて「ビルド学校」を展開している。材料は学校に寄贈して教材として生かされることになっており、ビルド学校の実施校も募集している。
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