大建工業は、機械すき和紙の畳おもてを使った家具「ムービングタタミス」を、パリのインテリアデザイン見本市「メゾン エ オブジェ」に参考出展した。伝統的な畳おもての風合いと、漆調の鏡面塗装を施した木材を組み合わせた和風のデザインで、日本文化に造詣の深いフランス人デザイナー、ジョゼ・レヴィ氏が手掛けた。写真は畳おもてのベンチ
欧州最大の見本市で、日本からも1000人以上が来場する。製品はベンチとミニテーブルセット、収納セットなど。商品展開については今後検討する。
収納セット |
同社は、2015年5月に発表した長期経営計画「グロウプラン25」で、建材・素材・エンジニアリングに次ぐ新規事業の構築を掲げた。同社の機械すき和紙の畳おもては全国の畳のうち1割のシェアを持つ。い草おもてに比べて約3倍の耐久性があり、樹脂コーティングで品質も保ちやすいことから徐々に販売数を伸ばしてきた。用途拡大のため、世界的な家具の見本市で事業展開の可能性を探る。
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