通天閣観光(西上雅章社長=写真右)が進めている通天閣免震改修工事「Next210」で、第二次世界大戦で焼失した初代通天閣のエントランスに描かれていた天井画が23日に復刻された。今後は仮設大ステージの解体などを行い、7月3日にグランドオープンする。設計施工は竹中工務店が担当している。
初代通天閣の天井画は中山太陽堂(現クラブコスメチックス)の広告として描かれたもの。竹中工務店の仲介によりクラブコスメチックスが天井画を現代の手法で再現・寄贈することになった。
復元された天井画にはクジャクと花が描かれており、大きさは縦横17m。織田一磨氏が描いた初代通天閣天井画の草稿をもとに、新進の日本画家・沖谷晃司氏=写真左=が原画を作成。それをスキャン・拡大印刷したフィルムを天井に貼り付けている。
西上社長は「天井画の復刻は長年頭の中にあったものなので、本当にうれしい。通天閣の歴史を感じてもらいたい」、沖谷氏は「精一杯力を尽くし、力強く、活気ある絵を描かせてもらった」と述べた。
Next210プロジェクトでは、1日に大規模な免震改修工事を完成させている。所在地は浪速区恵美須東1―18―6。
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初代通天閣の天井画は中山太陽堂(現クラブコスメチックス)の広告として描かれたもの。竹中工務店の仲介によりクラブコスメチックスが天井画を現代の手法で再現・寄贈することになった。
復元された天井画にはクジャクと花が描かれており、大きさは縦横17m。織田一磨氏が描いた初代通天閣天井画の草稿をもとに、新進の日本画家・沖谷晃司氏=写真左=が原画を作成。それをスキャン・拡大印刷したフィルムを天井に貼り付けている。
西上社長は「天井画の復刻は長年頭の中にあったものなので、本当にうれしい。通天閣の歴史を感じてもらいたい」、沖谷氏は「精一杯力を尽くし、力強く、活気ある絵を描かせてもらった」と述べた。
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