2015/05/03

【神建協横浜】建設業はイマジネーション! 関東学院大生に施工演習、足場組み立て体験も

神奈川県建設業協会横浜支部(松尾文明社長)は4月28日、関東学院大建築・環境学科との交流事業を開いた。同学科の4年生約20人が松尾工務店JVが施工中の「金沢区総合庁舎新築工事(第1工区建築工事)」の鉄骨・躯体の現場を視察。足場組み立ても体験し、ものづくりの素晴らしさや感動の一端を感じてもらった=写真。

 3年生を対象に4月17日に開催した「鉄骨建て方研修」に続く施工演習となった。大越巨所長ら松尾工務店の現場担当者が事業概要を始め、進捗状況、免震装置の概要、施工図の意味と使い方、鉄骨建て方の管理事項などを説明した。免震装置の可動範囲や復元時間など学生から質疑を受けた後、会場を現場に移し、実際の建て方作業、免震装置の設置状況などを見学。最後に手すり先行足場の組み立て作業を体験した。
 施工演習を終えて、学生たちを引率した同大の永塚博康非常勤講師と李祥準専任講師は、貴重な経験を与えてくれた松尾工務店に感謝し、「社会に出して恥ずかしくない人材を送り出したい」と述べた。
 同社の村田正建築本部部長代理は建築で重要な計画性と実践状況を示した上で「建設業はイマジネーションを膨らませてものをつくる、やりがいのある仕事だ。あと1年しっかり勉強して立派な社会人になってほしい」と期待した。
 同工事は松尾工務店・小俣組・大洋建設JVが施工を担当。規模はCFT(コンクリート充填鋼管)一部S造8階建て延べ1万5023㎡(免震構造)。建設地は金沢区泥亀2-75-1ほか。工期は2016年1月まで。全体完成は18年度末を見込む。
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