2015/05/09

【15年住宅建築賞】「Casa O」(設計・高橋一平氏)など入賞5点 金賞は該当なし 東京士会

東京建築士会(中村勉会長)は2015年住宅建築賞の受賞作品を発表した。昨年から引き続いて「新しい時代の住宅」をテーマに設定し、応募のあった86点の作品から5点を住宅建築賞(入賞)に選定した。特に優れた作品を表彰する金賞は該当なしだった。受賞者は6月10日に東京建築士会会議室で開かれる総会で表彰されるほか、7月3日から同31日まで東京都中央区のAGC studioで作品展を開く。写真は「ハウス・イン・ニュータウン」。

 審査委員長を務めた建築家の西沢立衛氏は金賞該当なしとした理由について、「5作品はどれも力作で、審査員5人による議論はかなり白熱した。意見は大きく分かれたが、最終的には5作品とも住宅建築賞に値するという結論となった」とした。
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 入賞作品は次のとおり((1)設計者(2)施工者、敬称略)。
 〈金賞〉該当なし

 〈住宅建築賞〉
 ▽ハウス・イン・ニュータウン(神奈川県)=(1)能作淳平(能作建築設計事務所)+大野博史(オーノJAPAN)(2)工藤工務店
 ▽構の郭(茨城県)=(1)武井誠(TNA)+鍋島千恵(同)(2)関根工務店

構の郭
▽岸辺の家(埼玉県)=(1)堀直樹(堀直樹・安田朋子建築設計事務所)+安田朋子(同)(2)スリーエフ

岸辺の家
▽Casa O(東京都)=(1)高橋一平(高橋一平建築事務所)(2)月造

Casa O
▽不動前ハウス(東京都)=(1)常山未央(mnm)+能作文徳(能作文徳建築設計事務所)(2)エヌ・エフ・クリエイション
不動前ハウス
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