2015/05/28

【鳶-1グランプリin関東】技能と安全と完成度の頂点はアートビルダー(埼玉県幸手市)に

平尾化建(本社・大阪府茨木市)は5月24日、千葉県八千代市の八千代営業所隣地で「平尾杯争奪鳶-1グランプリin関東」を開催した。鳶-1グランプリはことし3月15日に佐賀県で開催したのに続き2回目。第3回は香川県で開催する予定だ。大会実行委員長の平尾栄助代表取締役専務は「技能の向上とともに社会的地位の向上も大きな目標だ。真摯に仕事をしているところを世の中に発信されればと考えている」と大会開催の目的を話す。

 大会は3人1組で、同社と協力会社5社の計6社6チームが参加し、総2階建て下屋なし、片流れ屋根(1面は狭小)の課題に挑戦した。

平尾栄助代表取締役専務
開会に当たり平尾専務は「みんなうちの職人が一番いいと思っている。そこで誰が一番かを決める大会ができればと、協力会社も含めたオープンな大会として技能を競う場をつくった。安全第一、どれだけ安全にできているかが大事だ。速さにこだわらず、日ごろ培った力を発揮してほしい」と激励した。
 服装・装備品、施行・作業内容・安全面、足場の使いやすさなどの完成度で採点。その結果、優勝はアートビルダー(埼玉県幸手市)、準優勝に信和(同杉戸町)、第3位にアップステップ(さいたま市)となった。

片流れ屋根に挑戦
参加した企業からは「安全意識や技能の向上という点で有意義な大会だった」と好評だった。
安全技能大会も
 また同社は、第1回平尾杯争奪安全技能大会を2月1日から5月末まで開催している。役員らによる安全パトロールで現場を訪問、安全帯をきちんと使用しているかや安全に対する取り組みなどを評価し、採点する。既に現場視察を終え、採点に入っている。安全に対する各現場の取り組みを評価し、良い点や悪い点を各地区の安全大会で発表し、共有するのが狙い。
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