震災被災地の地域建設業に就職した高原良太が、現場の代理人や職方番頭に厳しく指導されながら、工事監督を目指すマンガ物語。
高原は、27歳という年齢で現場に入り、重機や足場の危険性からKY(危険予知)活動、測量の基本などを学んでいく。
教科書などない現場の施工管理を、自分に問いかけ、納得しながら、一歩ずつ進んでいく姿が描かれている。進歩はゆっくりだが、物語中盤ではベテランも気づかなかった異常も指摘する。
現場の監督者は、下請けや外注の立場を理解しなくては立ちゆかない、という実務的な基本にまで踏み込み、汗臭く現場を紹介している本書は一読の価値がある。今回は『技能編』として完結しているが、次作は『施工管理編』に続くそうだ。
現在、国も総力を挙げて取り組んでいる「担い手の確保・育成に向けた新しいタイプの指南書」として紹介したい。
(清文社・1000円、税別)
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高原は、27歳という年齢で現場に入り、重機や足場の危険性からKY(危険予知)活動、測量の基本などを学んでいく。
教科書などない現場の施工管理を、自分に問いかけ、納得しながら、一歩ずつ進んでいく姿が描かれている。進歩はゆっくりだが、物語中盤ではベテランも気づかなかった異常も指摘する。
現場の監督者は、下請けや外注の立場を理解しなくては立ちゆかない、という実務的な基本にまで踏み込み、汗臭く現場を紹介している本書は一読の価値がある。今回は『技能編』として完結しているが、次作は『施工管理編』に続くそうだ。
現在、国も総力を挙げて取り組んでいる「担い手の確保・育成に向けた新しいタイプの指南書」として紹介したい。
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