2015/03/06

【教えて、先輩!】卒業生が在校生に「仕事」について講演 日本工学院建築設計科

日本工学院は3日、東京都大田区の同校専門学校蒲田キャンパスで、建築設計科の卒業生3人を招き、特別講演会を開いた=写真。会には建築系学科の在校生全員約280人が出席、仕事のおもしろさややりがい、つらいこと、在学中にしておいた方がよいことなどを聞いた。
 講演したのは住友不動産勤務の江森亮太さん(入社3年目)、央2勤務の武川真由美さん(2年目)、サンユー建設勤務の高橋挙人さん(1年目)。江森さんと高橋さんは施工管理、武川さんはリフォーム設計をしている。
 このうち高橋さんは「現場監督はやりがいと達成感がある仕事だ」とした上で「あいさつをしっかりとすること、時間を厳守すること、メモをよくとること、CADをきちんと覚えること」と述べた。武川さんは「知識不足を痛感した一方で、顧客の満足や喜びを直に感じられること、設計者としてイメージしたものが形になるうれしさがある」とし、後輩に「こうなりたいとという目標を見つける」ことが大切だと語った。
 江森さんは「実際に現場に出れば、建築基準法を始め関係法令の知識が必要となる。今勉強しているものは非常に貴重なものだ」と述べた。
 この後、質疑応答があった。
 この講演会は2006年度から年に1度、継続して開催されており、身近な先輩から話を聞くことで、卒業期の学生には社会人としての心構えを学び、進級期の学生には今後の就職活動の参考にしてもらうのがねらい。
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