2015/03/16

【北陸地整】砂防ボランティア組織「白山砂防スペシャルエンジニア」発足!

北陸地方整備局金沢河川国道事務所が進めている白山の砂防事業について、啓もう活動や災害時の支援、砂防技術の伝承を行うボランティア組織、「白山砂防スペシャルエンジニア(HSSE)」が発足した=写真。11日に同事務所で開かれた発足式には金澤文彦同事務所長も来賓として出席し、「HSSEの発足は心強い」と活動に期待感を示した。

 砂防ボランティア活動は1995年の阪神・淡路大震災後に全国で本格化し、都道府県などの単位で行政のOB砂防技術者が砂防ボランティア協会などの組織を相次いで発足させた。北陸管内でもこれまでに、湯沢や立山・神通、松本、飯豊山系などで直轄砂防関係のOB技術者による組織、「スペシャルエンジニア(SSE)」が設立され、活動が行われている。
 同日の発足式には来賓として砂防ボランティア全国連絡協議会事務局の伊藤仁志氏、北陸地方砂防スペシャルエンジニア連絡会代表の藤田明氏、石川県砂防ボランティア協会会長の中川浩氏らも出席。HSSEの東川敏代表が設立趣旨を説明したあと、同事務所と意見交換し、災害時の連携や平常時の若手技術者への技術伝承の実施方法などについて協議した。
 HSSEは東川代表のほか、事務局長の小川信一氏など、砂防関係のOB技術者総勢9人で構成している。
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