千葉県内の建築関係4団体で構成する千葉県建築学生賞協議会(安達文宏会長)は、13-15日に「第27回千葉県建築学生賞-千葉県卒業設計コンクール-」を千葉市中央区のきぼーるで開いた=写真。大学生の部は、東京電機大未来科学部建築学科の戀水桜花(こいみず・さくら)さんの「生者の祈りと死者の代」=写真=を最優秀賞に選定した。戀水さんは、円(縁)を組み合わせた墓地を提案した。学生賞は、総合資格、日建学院など61者が協賛した。
大学生の部は、県内5大学9学科の卒業設計から優秀な16作品、高校生の部は市川工業高校建築科から2作品を出展。プレゼンテーションとヒアリングは公開し、大学生の部は最優秀賞のほか、優秀賞2点、特別賞2点を選定。高校生の部は応募が少なかったため2点とも奨励賞とした。
このほか、日本建築家協会(JIA)全国学生卒業設計コンクール2015に千葉県代表として送り出す3点、来場者の投票による市民賞1点、同学生賞に出展したOB・OGによる「なの花会賞」1点も発表した。
戀水さんは、幼少時の難病や阪神・淡路大震災で二度死のふちをさまよった経験から、先祖信仰などについて考えてきた。その中で形骸化している墓参りや墓地のあり方を改善するため、JR青梅線・青梅駅北側の山並みに円(縁)や球の形状を組み合わせた墓地の塔、共同墓地、戦没者慰霊塔、参道などを設けることを今回、提案した。
受賞について戀水さんは「模型の円の部材を試行錯誤したが良い素材がなかったので大学の3Dプリンターを使った。後輩たちがうまく組み立ててくれたので全体の完成度につながった」と感謝の言葉を述べた。
協議会はJIA千葉地域会、千葉県建築士事務所協会、千葉県建築士会、日本建築学会関東支部千葉支所で構成。
最優秀賞を除いた主な受賞作品は次のとおり(敬称略)。
〈優秀賞〉
▽溶け込む建築=高橋沙織(千葉工大工学部建築都市環境学科)
▽船橋の水辺より=小林和史(千葉大工学部建築学科)
〈特別賞〉
▽駅と街のあいだ=和田紫穂(同学科)▽家路(まち)起こし-北区志茂における木密新規保存モデルの提案-=山影悠時(日大理工学部海洋建築工学科)
〈JIA全国学生卒業設計コンクール千葉県代表〉
▽溶け込む建築=高橋沙織▽家路(まち)起こし=山影悠時
▽潮香を謳う港=五条萌(東京理科大理工学部建築学科)
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大学生の部は、県内5大学9学科の卒業設計から優秀な16作品、高校生の部は市川工業高校建築科から2作品を出展。プレゼンテーションとヒアリングは公開し、大学生の部は最優秀賞のほか、優秀賞2点、特別賞2点を選定。高校生の部は応募が少なかったため2点とも奨励賞とした。
このほか、日本建築家協会(JIA)全国学生卒業設計コンクール2015に千葉県代表として送り出す3点、来場者の投票による市民賞1点、同学生賞に出展したOB・OGによる「なの花会賞」1点も発表した。
会場の様子 |
受賞について戀水さんは「模型の円の部材を試行錯誤したが良い素材がなかったので大学の3Dプリンターを使った。後輩たちがうまく組み立ててくれたので全体の完成度につながった」と感謝の言葉を述べた。
協議会はJIA千葉地域会、千葉県建築士事務所協会、千葉県建築士会、日本建築学会関東支部千葉支所で構成。
最優秀賞を除いた主な受賞作品は次のとおり(敬称略)。
〈優秀賞〉
▽溶け込む建築=高橋沙織(千葉工大工学部建築都市環境学科)
▽船橋の水辺より=小林和史(千葉大工学部建築学科)
〈特別賞〉
▽駅と街のあいだ=和田紫穂(同学科)▽家路(まち)起こし-北区志茂における木密新規保存モデルの提案-=山影悠時(日大理工学部海洋建築工学科)
〈JIA全国学生卒業設計コンクール千葉県代表〉
▽溶け込む建築=高橋沙織▽家路(まち)起こし=山影悠時
▽潮香を謳う港=五条萌(東京理科大理工学部建築学科)
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