2015/03/22

【素材NOW】内装用の大型陶板を外装材に! 意匠性も高いTOTOの『ハイドロセラ』

TOTOは、内装の水まわり用途を中心に販売してきた大型陶板を、外装材の用途にも展開する。4月にイタリアのミラノで新タイプを発表する計画だ。サイズは最大3m×1mと大きく、厚さは5mmと薄型であるため、施工汎用性が高い。石材、金属、コンクリートなど多様な風合いや色調を表現でき、インテリアや外装材としても高い意匠性を発揮できると判断した。写真は新タイプの展示イメージ。

 現行の大型陶板『ハイドロセラ』は、光触媒を使った同社独自の洗浄技術「ハイドロテクト」を大型セラミックに施したもので、ウイルスや菌の接触感染リスクを低減できることから、主にトイレなどの床や壁に使われている。
 用途拡大への初弾製品は、ハイドロテクトのパートナー企業であるイタリア大型陶板メーカーのラミナム社との共同開発となり、4月にラミナム社のミラノショールームで初披露される。初弾を皮切りに順次、デザイン性を追求した色柄を取りそろえる。
 2000年から大型陶板建材事業をスタートさせたTOTOは、新タイプの使用対象をインテリアや外装材にも拡大することで、17年度に年間60万㎡の出荷を見込む。
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