2015/03/12

【堂本美術館@京都】創立50周年に向け改修へ 閉塞感の払拭など課題

京都府は、府立堂本印象美術館の改修を計画している。2015年度予算案には基本・実施設計費1700万円を計上、同年度を設計期間に充て、16年度に工事着工、同年度内の完了を目指す。
 同美術館は日本画家・堂本印象の作品の散逸防止を目的として1966年に開館。91年に府に建物と所蔵作品が寄贈されている。2016年に創立50周年を迎えることから、リノベーション事業として計画、14年度は京都工芸繊維大学に委託して基本計画の策定作業を進めていた。

 基本計画によると、▽入りやすいエントランス整備▽庭園の活用と庭園の一部に駐車スペースを確保▽バス停用地を広げ、閉塞感のある美術館前の印象を改善▽収蔵庫の整備--などを実施し、魅力向上を目指す。
 規模は、RC造地下1階地上3階建て延べ1272㎡。建物のデザインは堂本本人が手掛けている。
 所在地は京都市北区平野上柳町26-3。
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