2015/03/08

【京都景観賞】初の建築部門、市長賞に「京都八百一本館」など3件

京都市は、2014年度の「京都景観賞」の建築部門の選考結果を公表した。市長賞には「京都八百一本館」(設計者・KAJIMA DESIGN)=写真=と「京都国立博物館平成知新館」(谷口建築設計事務所)、「龍谷大学龍谷ミュージアム」(日建設計)の3件を選んだ。7日に東山区の京都祇園・弥栄会館で表彰式とパネルディスカッションを開く。

 応募数は269件(重複を除くと240件)。市は審査委員会(委員長・門内輝行京大大学院教授)を2回開き、市長賞3件、優秀賞3件、奨励賞20件を選定した。

京都国立博物館平成知新館
優秀賞は、「旧森留」「ザ・リッツカールトン京都」「あじき路地」が受賞した。

龍谷大学龍谷ミュージアム
同賞は、伝統文化の継承と新たな創造が調和する創意工夫にあふれた景観づくりを顕彰し、付加価値を高める景観づくりを促進することを目的として12年度に創設した。建築部門の実施は今回が初めてとなる。
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