2015/03/17

【大阪八百八橋】橋建協が「大阪港橋めぐりクルーズ」 90人が多種多様な橋を堪能

日本橋梁建設協会は14日、「橋に親しむ 大阪港橋めぐりクルーズ」を開き、家族連れを始めとして約90人が参加した。参加者は「大きい」「かっこいい」と歓声を上げ、八百八橋を誇る大阪の雄大な橋梁を堪能した。写真は港大橋を見上げる参加者。

 イベントでは、同協会広報委員会の山路祥一幹事長が「大阪港ほど多種多様な橋があるところはない。海上から普段と違う目線で橋を見てほしい」とあいさつ。続いて、阪神高速道路会社の金治英貞氏が桁やアーチ、トラスなどといった橋梁の形式の使い分けを解説し、世界の長大橋や大阪・神戸港の主な橋梁を紹介した。
 金治氏は「此花大橋や夢舞大橋などは大阪市の努力のたまもの」と評価。ビデオ上映で阪神高速湾岸線の橋梁を紹介し「港大橋をつくったときには、当時の公団のエリートが集められた。大阪ベイエリアの橋は世界に誇れる。これからも橋に親しみを持ってほしい」と呼び掛けた。
 クルーズでは、貸切船で天保山大橋や此花大橋、夢舞大橋、かもめ大橋、南港大橋、新木津川大橋、なみはや大橋を周遊し、最後は日本最長の中央径間(510m)を持つトラス橋の港大橋の下をくぐった。参加者には、協会特製の300ピースジグソーパズルがプレゼントされた。
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