2015/06/05

【箱根見守り隊】湘南建設業協会が結成! 県とともに火山活動に対応

箱根山・大涌谷周辺(神奈川県箱根町)の火山活動を受けて、地元建設業者による「箱根見守り隊」が3日に結成された。同日に神奈川県県西土木事務所小田原土木センター(熊沢一二所長)で結成式を開き、熊沢所長が同隊を構成する湘南建設業協会(川久保暉勇会長)に「箱根見守り隊ジャケット」を手渡した。今後は県と一丸となって火山対応に取り組み、「県民の安全・安心の確保」に努める。

 小田原土木センターは地震・風水害などの自然災害発生に備え、湘南建設業協会と災害応急工事に関する業務協定を締結し、災害時の公共土木施設の機能確保や回復に努めている。5月6日に気象庁が箱根山の噴火警戒レベルを2(火口周辺警報)に引き上げたことから、協会員の協力を得て県道の通行止め作業などを実施し、観光客や道路利用者の安全を確保した。
 今後、警戒レベル引き上げや通行止めの範囲拡大が想定されるため、同協会は箱根地区だけではなく全協会員48社(箱根地区19社、小田原地区20社、湯河原・真鶴地区9社)での活動に向けて見守り隊を結成した。
 箱根大涌谷の火山活動がさらに活発化した場合、同センター所長や協会長の指示に基づき、道路の通行止め作業、噴火・降灰発生時の道路啓開作業など、箱根地区の会員をバックアップする。活動時には同センターから貸与されたジャケットを着用し、県民や交通管理者などに明示する。
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