石坂産業(埼玉県三芳町、石坂典子社長)は、国際交流を加速している。100%近い再資源化率を誇る同社のリサイクル技術は、急速な経済成長により環境問題に直面する中南米諸国などに注目されてきた。地元の子どもたちが市民レベルで国際交流する企画に取り組むなど一歩踏み込んだ事業も手掛けている。
2013年の中南米・カリブ10カ国の駐日大使らの訪問を皮切りに、ことし3月にブラジル連邦議会議員団がリサイクルプラントを視察するなど交流を重ねている。
8月にはエクアドル駐日大使館と共催し、夏休み特別企画「エクアドル×三富の子どもたちの文化交流」を同社敷地内の三富今昔村で開催した。国際的な評価を受ける同国サン・イグナシオ・デ・ロヨラ校の児童演劇クラブの子どもたちが、アンデスの豊かな自然を表現する演劇「オゴソチェ、身を捧げる鳥たち」を公演した=写真。
三芳町の子どもたちが所属する「武蔵太鼓」も和太鼓を披露し、「エクアドルの演劇と和太鼓のコラボレーションが実現した」(石坂知子専務)。今後も国際交流を進め、その成果を地域に還元する。
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