渡辺組(横浜市中区、渡邉一郎社長)は、「横浜市中央卸売市場本場水産物部施設改修工事(水産棟建築工事)」の現場に横浜吉田中学校(中区)の生徒を招き、見学会を開いた。中学校のカリキュラムの一環で、建設業を希望した2年生2人を受け入れた。同社工事部の大楽武史課長らが工事概要などを説明した。生徒は“生”の現場に目を輝かせていた。
同工事は既存施設の老朽化対策や衛生面の向上などを目的に外壁の新設・改修や内装・建具、屋上防水などの改修、塗装、屋根新設工などを実施している。居ながら施工を進めるため、市場関係者らと定期的な工事説明会を開き、綿密な調整をしていることなどを紹介した。
生徒は「建設業を知らないので参加した」「父が建設業なのでどうやって建設しているのかを知りたかった」と参加理由を口にした。市場関係者とのコミュニケーションなどを通し、現場の雰囲気を満喫している様子だった。
規模はRC・S造6階建て延べ5万1705㎡。建築は渡辺組・根本建設・見上工業JV、電気設備は扶桑電機・丸子電気工事・日宝工業JV、衛生設備はビオン工業、空調設備は光電社・三沢電機JV、昇降機設備は横浜エレベータ、冷凍設備は万里設備が施工している。工期は3月31日まで。工事場所は神奈川区山内町1-1。
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