2016/11/06

【六本木アートナイト】「文化・交流」で東京の魅力アップ! 官民一体で別世界つくり出す


 森記念財団都市戦略研究所(竹中平蔵所長)が発表した「世界の都市総合力ランキング2016」で、東京が3位に浮上した。今回4位となったパリを抜いたのは、2008年の調査開始から初めて。東京がランクアップした要因は、海外からの訪問者数の増加など「文化・交流」、物価水準や住宅賃料の下落など「居住」、羽田空港の国際化など「交通・アクセス」といった分野がけん引した。写真は「カンパニー・デ・キダム」によるパフォーマンス『誇り高き馬』

 ただ、物価水準や交通インフラなどは、コントロールできる主体がごく限られ、時間もかかる。このため五輪を控えた東京の魅力アップに向け、官民一体で力を注ぐのが「文化・交流」分野の取り組みだ。
 東京・六本木では2009年から毎年、「六本木アートナイト」が開かれている。六本木ヒルズや東京ミッドタウン、国立新美術館など複数の施設が連携し、現代アート作品やパフォーマンスを街に点在させ、街全体が非日常的な雰囲気に包まれる。主催は各関係施設に加え、東京都や港区も名を連ねる。
 例年約70万人が参加する大型イベントで、アートをテーマとしたエリアマネジメントでもある。ことしは開催時期を春から秋に変え1日延長して3日間に拡大。10月21日から23日まで開かれた。
 六本木アートナイトには数多くのアーティストが参加し、アートやデザイン、音楽、パフォーマンスなどさまざまな活動を繰り広げた。なかでも目玉の1つが、フランスを拠点として国際的に活動するパフォーマンス集団「カンパニー・デ・キダム」による新作『誇り高き馬』だ。

輝く白馬のパフォーマンスに多くの観客が訪れた

 白い衣装を着たパフォーマーたちが白く光る馬に変身し、ダンスをしたり観客に歩み寄ったりして戯れる。光り輝く馬は平和と純真さ、魂を象徴している。六本木ヒルズなど3施設でパフォーマンスが行われた。
 一方、初日の21日には森ビルが六本木ヒルズの近接地にギャラリー拠点「complex665」をオープンした。日本を代表する現代美術ギャラリーなど4店舗を集積させた新施設で、世界に向けて先端のアートを発信する拠点の1つとなっている。
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